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6歳
漫画がきっかけで日本語に興味を持ちました。 -
18歳
大学に進学し、日本語を専攻しました。 -
21歳
文部科学省から奨学金をもらい、交換留学プログラムで東京の大学に行きました。 -
23歳
大学を卒業し、ベトナムで日本語教師をしていました。 -
26歳
転職して、大好きな東京で働くチャンスを手に入れました。 -
28歳
現在の会社に出会い、社風に惹かれて入社しました。
困難の先にあるもの
東京での仕事は時にとてもに忙しく、残業もしなければいけないこともあります。しかし、それ以上に自分の能力を活かし、大きな仕事に挑戦できる場所です。私は、大変なことがあっても必要とされているから、そしてなにより仕事が楽しいから、毎日一生懸命がんばれます。また、私は東京で仕事をする中で新たな知識や能力、経験を身につけ、自分を大きく成長させることができました。困難を乗り越えてこそ、手に入れられるものがあると思います。みなさん、東京で働くことにぜひ挑戦してみてください。
「計画を立てて管理する」という、自分の強みを活かして働いています。
私は、翻訳会社のサン・フレア社でプロジェクトマネージャーを務めています。私の仕事は、顧客からもらった書類を翻訳者に振り分け、翻訳の進捗管理や品質・予算の管理、スタッフの管理を行うことです。私の担当はベトナム、タイ、ミャンマー、インドネシアです。最近はベトナムに日系の企業が多く進出しているため、ベトナムからの依頼が増加しています。
この仕事をしていて一番大変なことは、締め切りに書類を間に合わせることです。締め切り前は本当に忙しくて大変ですが、チームのみんなが協力してくれるので、とても感謝しています。人を大事にし、仕事は一人でやらずにチーム全員で協力するという社風がとても気に入っています。私は元々、計画を立てたり、進捗を管理したりすることが好きなので、楽しみながら仕事をしています。さらに仕事の中では、ベトナム語、日本語、英語など、自分の言語スキルを活かし、多国籍の中で様々な視点から物事を進めることができるのでおもしろいと感じています。
多種多様な仕事から、能力にあった仕事を選ぶことで、自分を成長させるチャンスがあります
東京では、最新の情報をより多く手に入れることができ、仕事の選択肢もたくさんあることが魅力的だと思います。
ベトナムで翻訳、通訳の仕事をする場合、マネージャーのような責任のある仕事に就くチャンスはまだ限られています。一方、東京では自分の能力次第で多種多様な仕事を選ぶことができます。私は仕事を通して、より自分を成長させるために、もっと高度な仕事に挑戦したいと思いました。実際、東京で働くことは、人が多くて通勤が大変だったり、忙しいときは長時間働かなければならなかったりと、厳しい面もあります。しかし、それ以上に自分の能力を最大限に活かして成長できる場所であることが、私にとってとても魅力的です。私は、東京で働くことを通して、仕事に対する責任感や、より効率よく仕事を進める方法、人を上手く動かす方法、そしてコミュニケーション能力など多くのことを学び、自分を成長させることができていると思います。
最初はベトナムで働きましたが、東京への想いが強くなり、東京での就職にチャレンジしました
私が初めて日本語に興味を持ったのは、6歳の時でした。ベトナムで人気の漫画「ドラえもん」がきっかけでした。やがて、日本語で漫画を読んでみたいと思うようになりました。また、どうして日本はこんなにおもしろいものを創り出すことができるのか、ということに興味を持ち始め、大学で日本語を専攻するきっかけになりました。
大学3年生の時、文部科学省から奨学金をもらうことができ、交換留学プログラムで東京の大学に留学しました。私にとって海外に行くこと自体が初めてだったので、とても不安だったことを今でも覚えています。
留学先では、日本語や日本文化、歴史、コミュニケーションスキルや論文の書き方などを学びました。授業の中の日本語が難しかったり、日本語を上手く聞き取ることができなかったり、言いたいことが伝わらなかったりと、留学中はとても苦労をしました。わからないことはその都度先生に質問したり、図書館で調べたりして一生懸命勉強しました。努力の甲斐あって私の日本語は1年間で格段に上達しました。留学前はN3レベルでしたが、留学後にはN1を取得することができました。
大学卒業後は、ベトナムで日本語教師をしていました。しかし、やはり日本で働きたいという思いが強くなり、26歳の時に再び来日しました。そして旅行関連の会社に就職し、留学時代から好きだった東京で働くチャンスを手に入れました。その後、多くの仕事の中からサン・フレア社を選び、28歳の時に入社しました。
東京は心地よく落ち着ける場所です
初めて東京に来たとき、東京は人が多いのに穏やかな街だなと思いました。そして今では、私にとって一番落ち着くことができる場所です。東京の人々は仕事に一生懸命で、細かいところまで気を配りながら仕事をします。また一人一人が仕事に強い責任感を持っています。そのような東京の人々の性格が私に一番合っていると感じました。私は関西や四国、中部地方など日本のいろいろなところに行ったことがありますが、東京が一番居心地がいいと感じます。
平日は仕事が忙しいので、そのまま家に帰ること多いですが、休日は文化交流のイベントに参加したり、友人とお酒を飲みに行ったり、友人とカメラを持って東京の町並みの写真を撮ったりして楽しんでいます。友人はベトナム人、日本人、アメリカ人など国籍は様々でとても国際的です。東京には外国から働きに来ている人も多いので、他の国籍の人と出会う機会も多いと思います。国境を越えて東京で国際的な友達をつくれることも、東京の魅力の一つだと思います。
もしベトナムの友人が東京に遊びに来たら、私が一番好きな浅草を紹介したいです。なぜなら、浅草は寺や昔からあるお店など日本の古い文化を感じることができるだけではなく、近くにモダンなビルや博物館など現代的な日本も見ることができるからです。東京は発展した街で日本の中心地でありながら、古い文化もしっかり残っているところが魅力的です。