株式会社エイチ・エス・ジェイ

会社概要

株式会社エイチ・エス・ジェイは、鉄道・大型オフィス・商業ビルの電気・通信設備工事などを請け負っています。電気設備においては、ホームの旅客ディスプレイやLED照明の取付、通信設備においては、駅構内や高層ビルでの携帯電話基地局工事など、その業務は多岐に渡っています。特長は、５Gなどの技術革新に対応する技術力、そして50名の社員数でありながらも、企画・設計から構築、運用・保守まで社内で一貫したサービスを提供できることにあります。「幅広い業務を経験できて勉強になっています。今は、実際の現場でいろいろなスキルを身に着けられるのが嬉しいです」（中国出身・楊さん）
しかし、佐々木社長は「わが社の最大の強みは、社員の『人間力』です」と自信をもって言い切ります。「社会貢献に対する思いや礼儀・礼節を大切にし、実践し続けていくこと」と、23歳で創業してから、数々の試行錯誤を重ねる中でたどり着いたこの想いは、今も変わらないそう。絶え間なく技術革新と発展を続ける電気通信事業において、確かな技術力だけでなく、日々の想いを継続していくことで、幅広い顧客から絶大な信頼を勝ち取っています。

人材育成の取組

同社の人材育成は「技術力の向上」と「人間力形成」の2つの柱で取り組みをしています。「技術力の向上」に関しては、電気工事士や特殊無線技士、簿記などの資格取得推進制度。「座学での勉強会はもちろん、実技講習では先輩が手取り足取り真剣に教えてくれます。資格を習得すると、先輩も喜んでくれるし、資格手当がつくので、嬉しいです」と、話すのは入社2年目のネパール出身のタルさん。また「日本語習得についても、上司・先輩が先生となって勉強会を開催してくれます。大学や語学学校でも教わらない事も教えてくれて、みんなで楽しく学んでいます」（ネパール出身・スベディさん）
一方、「人間形成」については、入社後1か月の研修で挨拶などの礼節・ビジネスマナーの基礎を徹底して学びます。韓国出身の孫さんは「挨拶も含めて基本の部分を教えてくれるので、安心して働ける。初めてのお客様と接するときも、よい関係づくりができています」と笑顔。また、ユニークなところでは、精神修養の一環として書道教室を開催したり、年に1回御巣鷹山の慰霊登山を行い、社員全体で「安全」について語り合う場を設けたりしています。

ライフ・ワーク・バランスの取組

佐々木社長が常々口にされているのは、「未来の自分に感謝される私へ」という言葉。そこには「仕事でのスキルアップをし”工事のプロ”として10年後・20年後の自分に感謝される人になってほしい」だけでなく、それと同時に「今を大事にして、充実した生活を送ってほしい」という想いも重ね合わせています。そのため同社は、２つの施策に取り組んでいます。１つめは、毎月1回、必ず行われている上司との面談です。そこでは、仕事に対する評価に加え、自身のライフプランや働き方などについても話し合いをしています。「最近では、時差出勤や時短勤務などを選択する社員も出てきています」（渡邉取締役）
２つめは、長期的に健康で、安心して働ける環境づくりです。会社負担での医療保険加入、ヨガ教室などの社員の福利厚生にも力を入れています。「個人的に足のケガをした際に、手術代も会社が負担してくれ、会社の隣に寮を借りてくれました。通勤が難しかったので非常に助かりましたし、その心づかいがとても嬉しかったです」（ネパール出身・タマンさん）

代表者からのメッセージ

代表取締役社長　佐々木　智

私たちは、働くことを通じて、人としての基本になる「礼儀・礼節」を尊重し、社会に貢献する仕事に誇りを持ってもらいたいと考えています。技術力は入社後に基礎から徹底的に学べる環境を用意しています。ぜひ、私たちの想いに共感してもらえる方をお待ちしています。明るさ、元気さ、いつも笑顔を持った仲間と、切磋琢磨し、真のプロフェッショナルを目指していきましょう。

外国人材からのメッセージ

設計／タマン ラケス（ネパール）

会社のメンバーは家族だと思っています。他国で働くことは困難なことも多いけれど、いつでも相談できる環境がこの会社にはあります。わからないことがあったときには、上司、先輩が思いやりをもってとても親切に教えてくれて、安心して働くことができます。