株式会社ウニードス

会社概要

株式会社ウニードスでは、KYODAI Remittanceのブランド名で、日本在住の外国人向けに母国への海外送金サービスを提供しています。日本国内に19店舗、送金サービスの対象エリアは200を超える国と地域に及び、累計の送金取扱件数は560万件を超えています（2021年8月現在）。そんな同社の特長は、なんといっても全社員の約8割を占める21か国の多国籍な社員。来店するお客様への温かみのある接客も好評で、入社10年目のネパール人のシンさんも「一度店舗にいらっしゃった方の中には、また私たちスタッフとお話ししたくて、頻繁に来店される方も多いんです」と嬉しそうに話しました。
海外送金サービスを30年に渡り提供してきた木本社長は、「私は1970年代からブラジルに移住しましたが、当時は日本がまだ、今日のように世界的に認められておらず、現地で様々な方々に助けていただきました。事業をする上で、その時の経験が原点となっています。日本に住む外国籍の方たちの充実した生活を送るお手伝いをさせて頂きたい」と事業への想いを話しました。

人材育成の取組

ブラジルでの自身の経験から「自分の行動で同郷の仲間が社会から同じようにみられてしまうという事を忘れないでほしい」と木本社長。そのため、同社は、入社後1か月のOJT・業務知識研修から金融サービスの提供に欠かせないコンプライアンス研修等、”安心・信頼を提供するプロ”育成に向けた万全のプログラムを用意しています。チーム単位での自主勉強会も頻繁に行われており、日々サービス向上に努めています。
また、社長の奥様で経営パートナーでもあるかしこ副社長は「魅力的な人になって、お客様がファンになり、会いに来たくなるようになってほしい」と語り、自己啓発も積極的に支援しています。様々な資格・語学講座の受講費補助や資格取得時の奨励金なども設けています。先輩社員が若手社員にマンツーマンでアドバイスを送るメンター制度も好評で、「お客様への接客にちょっとしたアドバイスをもらい、実際にやってみたらとても喜んでもらえた」という声が多く聞かれました。

ライフ・ワーク・バランスの取組

異文化理解について「社員は家族だと思っているので、家族一人一人のことをよく知ることは普通のこと」（かしこ副社長）。シンさんも、そんな副社長のことを「会社ではみんなファーストネームで呼ぶので、”かしこさん”と呼んでいます。すごくフレンドリーな方で、ネパールの文化もよくご存じです」と話されます。「新しい国籍の方が入社されたら、私も社長も旅行して、文化に触れたり体験したりすることにしています。それが楽しみなんです」（かしこ副社長）。そういった姿勢は社員にも伝わり、異文化への姿勢には温かみに溢れています。インドネシア出身のユミコさんも礼拝の際には、会議室や休憩室、階段の踊り場など、空いたスペースを自由に活用されています。「お祈りはどこでもできますし、社員がそれを自然に受け入れてくれているので働きやすいです」とのこと。
また、同社では、基本的に残業がなく、育児支援制度・時短勤務も設け、一人一人の生活を充実させることにも力を入れています。シンさんは入社当時は接客業務を担当していましたが、第二子出産後の現在は、テレワークを活用しながらバックヤード業務で活躍しています。各国の長期休暇時には、チームの協力体制で出勤日を調整して、母国へ帰省しやすい環境となっているのも特徴です。

代表者からのメッセージ

代表取締役社長　木本 結一郎、木本 加志子

私達は、"family to family"という考えを大切にしており、社員同士だけでなくお客様も家族と考えております。今までもこれからも、事業を通じて世界各国の人の心を結びつけ、家族同士の真の繋がりを築く「絆」を一つでも多く実現していきたいと思います。

外国人材からのメッセージ

カスタマーサービス／シン・サクチィ・バマ（ネパール）

東京は電車などの交通の便がよく、スーパーなども近くにあってとても便利。女性の私でも安心して暮らせて、仕事でも活躍できる機会はたくさんあります。会社では仕事だけでなく結婚や子育て、お得な生活情報などもワイワイ話して楽しく過ごしています。日本語が上手でなくてもやる気があれば学べる環境はたくさんあるので、お会いできるのを楽しみにしています。