ピエゾパーツ株式会社

会社概要

ピエゾパーツは水晶を使ったセンサーを作る部品メーカーとしてスタートしました。身近なところでは、有機ELディスプレイやカメラレンズ等の光学部品を製造する際の膜の厚みを測るセンサーとして使用され、高い品質が国内外で評価されています。IoT化が進む中、インターネットとモノをつなぐ同社の「水晶センサー」は、私たちの生活の隅々まで利用範囲が広がり、暮らしにはなくてはならない商品となってきています。2代目の早川社長は「部品メーカーにとどまらず、水晶を使った製品の開発・製造を通じて人のお役に立てる製品を世の中に提供したいです」と熱く語ります。同社は変革期であり、新しい製品の開発のため海外大学とタッグを組み研究開発を進めています。人材についても、国籍や年齢にとらわれず、機械系だけでなく電気系の専門性を持ったスペシャリストも受け入れ、商品に新たな発想を取り込み、世界を舞台に活躍できるグローバル企業を目指しています。
技術部でエンジニアとして働く楊さん（マレーシア）は、「会社の雰囲気はアットホームだが、仕事はかなり刺激的。大学時代は研究者の道も考えたが、モノづくりは知れば知るほどおもしろく、今は仕事に夢中です。会社規模が小さいことで、専門分野以外にもチャレンジでき、成長ができます。自分の開発したものがカタチになったときはたまらなく嬉しいです」と楽しそうに話しました。

ライフ・ワーク・バランスの取組

会社設立当初から「子育て優先」というライフ・ワーク・バランスを大切にする考えがあります。午前・午後だけのシフト勤務や時短勤務もできて、個人のライフプランに合わせた働きやすさを実現しています。また、同社では仕事場以外でのコミュニケーションも積極的に支援をしています。「新しい製品を開発するためにはチームプレーが大切。社外活動は、仕事では気づかないお互いの良さをより知ることができる良い機会になります」（早川社長）特に人気なのはバドミントン。仕事終わりに週1回、社員だけでなく家族も一緒になって楽しんでいます。そんなバドミントン交流は、楊さんが同僚に呼びかけたことがきっかけでスタートしました。「当初は学生時代からの趣味であるバドミントンを続けたいという思いで始めたが、今では同僚とプレーできる楽しさを感じています。プレーしたあとはみんなで食事に行って、最近の出来事を話し合ったり、自炊のアドバイスをもらったり、仕事でのコミュニケーションをスムーズにすることにも役立っています」（楊さん）その他にも同社では、会社が費用負担をする食事会や、５年に1回の海外社員旅行もあります。

人材育成の取組

「自主自立をすること。自分で考えて行動することが重要」と考える同社の人材育成の体制。「新しい商品・市場をつくっていくためには、自分で課題を見つけ、自分で克服する力が必要です。その自主性を引き出すためにコミュニケーションを取りやすい社内環境を意識しています」（早川社長）自主性を身に付けるために、同社では自己申告制度を導入しています。1年に2回、社長とのミーティングをしながら目標達成に向けて自分で考えて行動する力を身に付けていきます。不足する知識やスキルを向上させるため、自分が希望する社外研修・勉強会に参加したり、社員それぞれの専門分野を活かしたナレッジシェアの場を設けています。楊さんは「最新技術を学びたいと思ったときに社外研修に参加させてもらったことがあり、とても学びになりました。日々の仕事でも、先輩と互いに納得するまで話し合える環境があり、先輩からも多くを学んでいます。そして、自分の至らないところはフォローしてくださるところもとてもありがたいと思っています」と語ります。

代表者からのメッセージ

代表取締役　早川 祐介

日本の技術に期待をして、日本に来てくれる外国人材のみなさんの期待を裏切らないように、日本の技術を代表する想いでビジネスに取り組んでいます。働く本人だけでなく母国のご家族にも安心してもらえるように、東京でのライフ・ワークをサポートします。当社の製品はこの先10年、20年、さらにその先まで可能性を秘めています。国籍を問わず、何でも前向きに新しいことに挑戦したいという想いをもった同士を待っています！

外国人材からのメッセージ

電子電気／楊 栄禄(ヨウ エイロク)（マレーシア）

中小企業の良さはスピード感をもってどんどん自分のやりたい仕事が進められるところです。日々、自分の成長を感じられています。生活面では、東京は本当に住みやすい街です。街中にゴミがなく、清潔さはダントツです。東京は広いので、都会と田舎の雰囲気のどちらも感じることができて、自然の中をジョギングできる環境があるのもおすすめです。ぜひ東京でチャレンジしてみてください！